本サイトにご訪問頂きまして、誠に有難う御座います。
サイト運営を行っている、キモロン毛ことHarris666と申します。
トップのプロフィールだけではお伝え出来ない内容(何も伝えれてない)を記載させて頂いております。
稚拙な文章で申し訳ございませんが、時間が有れば一読してやって下さい。
革靴に関する略歴(サイト開設に至るまで)
・1990年、ヘビメタ好きな父と巨漢な母からこの世に生を受ける
・高校卒業後、やっぱ革靴でしょ!!という安易な考えで初めてRedwing Beckmanブーツを購入
革製品に対するメンテナンスのメの字も知らない為、何もせず、何も気にせず、雨の日も雪の日も靴擦れしまくりながら履き倒す
・コインパーキングの精算終了時、車止めに足を挟まれるが、Beckmanのお陰(芯材に感謝)で大事にならずに済む。その際、大きなダメージを負ったBeckmanを見て、ふと革製品に対する価値観が変わる。この時、靴に対する「相棒」という感情が初めて湧いた。
ワシは一体何をしていたんだ。
コイツはこんなにくたびれてやがる・・・自分の足元を支えてくれていたこの子に、自分は何の気持ちも持っていなかった事に気付く。
財布も、ジャケットも、身の回りの革製品に対して、何もメンテナンスなどした事が無かった。
・自信は全く無かったが、独学でメンテナンスを学び始める。
わけも分からず購入したクリームをBeckmanに処方。
あまりの変化に驚く。これがLeather Maintenance・・・!!
所持している革製品をメンテナンスしても、まだまだメンテしたい、メンテ厨二病に掛かる。
・革製品は高価。マニーも無い自分には新しい革製品を中々買うチャンスも無く、親知人周りから革製品を預かり、代行メンテを行わせてもらい、エクスタシーを得る。
ブーツを数足購入しながら、短靴への興味も湧き始める。
この時、中古靴を漁る沼にハマりはじめる。
・ハイシャインに出会う。紆余曲折しながらも、必死に練習し、鏡面磨きを習得する。
(写真ではレース目が潰れてしまっています)
・輝かせればOK!!という暗黒時代に突入する。振り返れば、メンテナンスの大切さを忘れていた。このとき、鏡面磨き症候群を発症。痛い目をみるまで黙々と磨き続ける。
・磨きばかりをしていた為、肝心なメンテナンスがおろそかになる。失敗を繰り返し、メンテナンスの重要性に改めて気付かされる。
・初の中古靴、Alden 975を購入する。私服で履く相棒としては初めての紳士靴。
コードバンのブーツは既に所持していたが、Horween社製のコードバンに衝撃を受ける。
・最大の転機。Aldenを入手してから現行品の紳士靴を数足迎え入れ、シコシコやっていたある日、某有名ビン靴ブロガーの方々のブログを遂に拝見してしまう。まるでスーパーカーの様なフォルム、一目で分かる尋常では無いオーラ。ビン靴に関する知識が全く無いまま、ビン靴に手を出してしまう。
・最初のビン靴、Florsheim Kenmoor 70sを購入。手元に届いたときの衝撃はおそらく一生忘れる事は無いだろう。
・最初の1足を迎え入れてからの展開は早い。次々とビン靴を購入し、様々な問題を経験する。
・ビン靴のメンテナンスが非常に難しい事を身を以て知る。諸先輩方や、プロの方々の情報を参考に、様々なメンテナンスを行ってみる。結果、自身での安定した答えが見つかる。
・今までの経験や、ビン靴の事をもっと世間に知ってほしい。ビンテージ品の良さを知ってもらいたい。と思い、当ブログを設立。
趣味とか
・革靴のメンテナンス、磨き(主にビン靴)
・ビン靴収集
・絵画
・釣り
・写真撮影
その他広く浅く
このブログを通して皆様にお伝えしたいこと(ここ大事)
まず「革靴とは、相棒である」という認識を、読んで頂いている皆様に少しでもお伝えできれば良いな、というのが、一番の願いです。
私達が生活する上で「靴」とは、この世の大地(又は床)に私達の足を立たせてくれる、無くてはならない存在であり、持ち主の思い出が詰まる、良き相棒である。と考えています。
「どこにどの服を着て行ったか」よりも、「どこにどの靴を履いて行ったか」の方が、何故か思い出深いのです。
靴は消耗品である。靴なんて只の道具である。それらを否定するつもりは一切御座いません。実際そうですし(笑)
ただ、少しでも長く、道具を大切に使い続ける事により、私達は筆舌に尽くしがたい沢山の良いモノを得られると思うのです。
大量生産・大量消費の現代の社会において、「ものづくり」の文化は、ある面では成長し、ある面では衰退する一方と感じています。
更に、その中でも自動化が進む事により、「我々人間が行わなくても良い作業」は増え続けていく一方です。悲しいことでは勿論あります。が、裏を返せばそれは、
「人間の感性が必要とされる作業」の重要性が、今後ますます増加してくる事だと思います。
革靴のメンテナンスや磨き、といった作業は、まさしくその「人間の感性が最も重要視される作業の一つ」と呼べると確信しております。
日常生活の中にそういった作業を少しでも取り入れる事により、我々人間の個性や感性は磨かれ、物を大切にする心は、今後様々な面の問題に対し、役立つ筈です。
モノが壊れたら新しいの買えば良い。勿論、それで良いんです。同じものや、より良い物が有れば尚の事です。そうしないと経済も回りませんし。
じゃあ、もう手に入らない物なら・・・?
廃盤のCD、旧車、既に亡くなった作者の作品、古着・・・なんぼでもありますね。
しかも、もう作れない(極少量しか供給出来ないの物も似ていると感じます)物は・・・?
建築物なんかは良い例ですよね!!海外で補修を行ったら、とんでもない事になった・・・とかザラですね(笑)
そういったモノなら勿論、大切にしますよね?
大切にしない!!って方も当然いらっしゃると思いますが(^_^;)
大切にしたいから使えない・・・
コレクションだから使うわけないやろ!!アホボケカス!!
ごもっとも。使わない、というのも一つの立派な趣味ですし、後世に遺す為に大切な事です。
でも、やっぱり使いたい。
貴重な相棒だからこそ、しっかりメンテナスして付き合って行きたい。
そういった方々の少しでも助けになれれば、と思い当サイトを作成させて頂きました。
人間に使われるモノとして産まれた以上、我々が彼等を使いたいと思う心理は当然なのです。
よく聞く、「革は生きている。呼吸しているんです。」良い言葉ですよね。
しかしそれは只の、商業的な謳い文句です。
モノの革は、死んでいます。ビン靴の革なんてミイラの様なものです。
美しいエイジング(経年による革の変化)の事を「生きている」様に感じるという意味では、納得出来ますが。
人間が手を加えねば、美しいエイジングどころか、時間と共に朽ち果ててしまいます。
だからこそ、古いモノと付き合う為には、彼等に感謝し、しっかりとメンテナスしてあげる必要があるんです。
「そんな事言っても難しそうだし、ダリぃ・・・」
ですよね。実際色々と大変ですし、メンテナスしても駄目な時は駄目です。
しかも、情報が無ければ自分で実践。情報が有っても、情報化社会における現代ではここ数年で革靴のメンテナンスの情報も乱立しており、どれが正解なのか、情報に翻弄される事も多くありますよね。
私も最初は略歴の通り、何も分からない状態でした。
自分なりに調べて、実践して失敗して、また調べて失敗して・・・の繰り返しでした。
今でも失敗する事なんてザラです。
その都度、諸先輩方の手法を参考にさせて頂いたり、思いついたアホな手法を実践してみたりして、今の状態となっている訳です。
結論、メンテナンスや磨きの方法に、正解も不正解も無いのです。
ただただ大事なのは、その子を愛でてあげる心と、その子と付き合っていく姿勢だけなのです。
そして何よりも、それによって自分自身の心が、満たされる事が大切なのではないでしょうか。
このブログを通して、皆様の心に「革靴とは、相棒である」と少しでも思っていただく。
重ね重ねですが、それが、このブログを通して皆様にお伝えしたい事です。
皆様に目指して欲しい事
本ブログで紹介させて頂いているメンテナンスや磨きの方法は、世の中に存在する手法の内、私なりのほんの一部の方法です。
上記に同じ事を書きましたが、手法に正解も不正解も無い。という事を重ねて記載させて頂きます。
「あの方法じゃないと駄目だ。」
「こいつの方法は間違っている。」
「あの人がこう言ってたから、この方法じゃないと駄目だ。」
「あいつに間違っていると言われたから、俺の方法は間違っている。」
そんな事を言っていたら、狭い視野の中では人間何も成長出来ません。
誰しもの手法が正解で、不正解であるとも言えると思います。
自分が、誰かの手法を間違っていると感じても、その中に思わぬ発見が隠れているかも知れません。
その発見を通じて、自分自身のスタイルを確立する事が、何より大切なのです。
全ての成功も失敗も、自分の糧になるのです。
このブログを通して、皆様がご自身の相棒達を愛でてあげる際、少しでも何かの参考になれば、それ以上に嬉しい事はありません。
この方法やべぇ!!という新たな発見があれば、是非ご教授頂きたいですが、自分だけの秘策として胸の内にしまっておくのも、一つの手だと思います。
そして、その中で新しい発見や、皆様なりの手法を見つけ、確立していただくこと。
それらを駆使し、相棒達と長く付き合って頂ける事。それが、皆様に目指していただきたい事です。
最後に
稚拙な文章や、しょうもない事、批判される事も色々有ると思います。
ですが、私も皆様と同じ趣味を持つ仲間の一人である事に変わりはありません。
正直なところ、私もまだまだ初心者の部類です。
このサイトを通じて、革靴好きな皆様と交流して行ければ、と思っております。
今後は郵送靴磨き等、サービスも拡充させていく考えです。
更新頻度も頑張って行きますので、生暖かい目でご覧頂ければ・・・と思います。
ここまで読んで頂けた方はあまりいらっしゃらないかと思いますが、長々と最後まで一読していただけた方々、有難う御座います。
今後とも宜しく御願い申し上げます!!